いま
メディアで良く使われて
流行語のようになっている「スピリチュアル」
という言葉です。

大辞林から借りるとするなら

『〔「精神の」「霊的な」の意〕

一八世紀後半から一九世紀末にアメリカ合衆国で生まれた宗教的民謡。
伝統的な詩編歌や賛美歌と区別するための呼称で、
白人のホワイト-スピリチュアルズと
黒人のブラック-スピリチュアルズ（黒人霊歌）に区別される。』


本来は自己のまたは民族としてコミュニティとしての
精神的（霊的）な成長や支えという意味での言葉だと考えていました。

僕も合唱などで黒人霊歌を歌ったりしますから
よく「ニグロスピリチュアル」という風に
ブラックゴスペルのことを言ったりします。

それは黒人たちが奴隷商人などによる迫害から生まれた賛美歌であり、彼らの霊的精神的または信仰的な支えとなっていたものです。



最近その言葉が
日本で使用されてきています
テレビ番組でもそういう関係のものが増えてきているようです。

どんなものだろうと観てみたら

タレントたちの悩み相談室のようなものだったような感じがしました。。。
（楽しく観てられるかたはスミマセン。。。）

自分の健康、お金、人間関係、将来。。。

これからの自分はどうなるのだろう・・・


そのために
アアシロ、
コウシロ、
アレがダメ、
コレがダメ･･･



全部自分の利益のためですね。



もちろん悩み相談室が悪いわけじゃないですが

使用される言葉の軽率さといえば
大げさかもしれませんが

最近の日本の言語世界の流れは
ユニークになってきてるかな



とっても良い、素晴らしい言葉が

何か大切にされてないような気持ちがして




僕自身が
人との交わりの中で
また演奏の中で

言葉という存在を大切にしなきゃ

と

感じた今日この頃でした。

　自己実現、自己啓発　健康的なくらし　代替医療　環境を配慮したライフスタイル